10月1日から消費者還元事業がスタートして、2週間が経過しました。
増税にともなう家計の負担軽減と、中小小売店のキャッシュレス化導入促進という、2つの目的から始まったこの制度。
始まる前はイマイチ理解ができなくて戸惑いましたが、だいぶん慣れてきました。
よく行くお店が何%還元かもわかってきて、最大限活用できるよう努力しています。
しかし、わかったつもりでいたのですが、先日、カン違いと油断から失敗をしてしまいました。
還元を狙って5%還元対象店舗でキャッシュレス決済をしたら、まさかの還元対象外!
私が制度を少しカン違いしていた結果なのですが、おかげでいい勉強になりました。
早めに気づけてよかったです。
この失敗をもとに、より気をつけて支払い方法を選ぶようになりました。
今回は、その失敗談と、消費者還元事業を2週間経験してみてわかったことを中心にまとめました。
Contents
失敗談「そのお店で使えるキャッシュレス決済のすべてが、還元対象とは限らない」
先日、美容室に行きました。
行きつけの美容室は個人経営なので5%還元事業対象店舗で、かつPayPayが使えます。
なので、
「まちかどペイペイキャンペーンで最大10%還元されるかも!」
と期待して、PayPayで払ったんです。
(12,000円です)
けれど、支払った後、Paypayアプリで履歴を見ても、10%どころか、消費者還元事業の5%ですら還元された形跡はなし。
付与されたのは、通常のPaypayボーナスの1.5%のみでした。
※Paypayアプリトップの取引履歴という項目から、該当の支払いを選択すれば、いくら還元されるかを確認することができます。
「え、なんで?」
と思って調べてみたところ、その美容院での消費者還元事業対象の支払い方法は、
●クレジットカード(VISA、MasterCard、JCBなど)
●交通系ICカード(Suicaなど)
●WAON
●楽天Edy
でした。
逆にいえば、そのお店のキャッシュレス決済のうち、見事にPayPayだけが還元対象外の支払い方法だったんです。
つまり、PayPayでの支払いはできるけれど、(そのお店では)PayPayは還元事業対象の支払い方法ではないので、5%還元はできないってことです。
ややこしい!
(当然、まちかどペイペイも対象外…)
5%還元対象店舗で、しかもこれだけたくさんの決済方法を取り扱っているんだから、
「当然PayPayでの支払いも還元対象でしょ?」
っていう油断がありました。
完全に私の確認不足です。
この例のように、同じお店内でも、
「このキャッシュレス決済は還元対象で、このキャッシュレス決済は還元対象外」
ってことがおきてます。
お店の方も慣れていなかったのか、事前に還元の話をしていたのに、特にアナウンスはなく、3.5%還元分を損しました。
(通常のPayPayボーナス1.5%はもらえるので、5%から1.5%をひくと、3.5%の差です)
知ってたらWAON、楽天Edyで払うこともできたのに…不覚!
そのお店で使えるキャッシュレス決済方法のすべてが、還元対象とは限らないんですね。
いい勉強になりました。
消費者目線で言えば、そのお店で使えるキャッシュレス決済方法のすべてを還元対象にしてほしかったです…。
「使えるのに、還元対象ではない」
って、ややこしすぎます。
イチイチ消費者還元事業のサイトを見て、お店の支払い方法を確認しておかないといけないってことですよね。
【追記】PayPayアプリ内で、消費者還元事業対象店舗が検索できるようになった!ただし…
いつのまにかPayPayアプリ内で、消費者還元事業対象のお店が、地図上で検索できるようになっていました!
これを待ってたんです!
今までは、還元対象のPayPay取扱店を探す時は、消費者還元事業のサイトとPayPayアプリを両方見ないといけなかったんで、めんどうだったんですよね。
(最新のアップデートが必要です)
アプリで近所を検索してみた結果、やはりご近所ではPayPayでの消費者還元事業対象のお店は、少ないなーという印象。
飲食店が多いのですが、ほとんど外食はしないので、我が家には関係なさそうです。
ただし、5%還元対象なのか2%還元対象なのかは、このアプリだけではわかりません。
つまり、アプリだけでは、
まちかどペイペイの対象店舗かどうかもわからない
ということです。
(まちかどペイペイは、5%還元事業対象店舗での支払いがキャンペーン対象なので)
還元比率を知りたい場合は、消費者還元事業のサイトを開かないといけませんね。
やっぱりめんどう…
周囲のお店の還元対象決済ランキング
私の近所のお店で、消費者還元事業対象の支払方法となっている決済方法のうち、どのキャッシュレス決済の取り扱いが多いのか、調べてみました。
1位 クレジットカード
2位 電子マネー
3位 QRコード
4位 デビットカード
やはり、キャッシュレス決済の先駆者・クレジットカードが1番多いです。
なので、最近はクレジットカードを常に持ち歩くようになりました。
よく行くパン屋さんは、5%還元対象店舗でPayPayも使えますが、還元対象の決済方法はクレジットカードのみです。
数百円の買い物でクレジットカードを出すのはなんだか気恥ずかしいですが、5%還元のために、心を無にして支払っています。
お店のアナウンスが不十分なことが多い
消費者還元事業が開始して2週間、いろんなお店を注意深く見てきました。
店頭のポスターや掲示などで、丁寧に対象の支払い方法をお知らせしてくれているお店がたくさんありますが、そうでないお店が割とあります。
そして、店員さんがあまり理解していないことも多いです。
行きつけのスーパー(5%還元対象)は、取扱のキャッシュレス決済がWAONのみなので、そういうお店はわかりやすいのですが、今回の美容院の例のように、複数のキャッシュレス決済方法があるお店は、注意した方がよさそうです。
お店の方にとっては、支払いさえしてもらえればいい(どっちみちお店に入ってくるお金に変わりはない)ので、還元対象の支払い方法かそうでないかは、あまり気にしてないようにも感じます。
お店側からしたら、税率変更(レジ交換)に加え、今回の消費者還元事業の対応など、多大な負担がかかっているので、文句は言えません。
還元を受けたければ、自分でしっかり調べて勉強しておく必要があります。
ちなみに、普段行く可能性のあるお店に関しては、消費者還元事業のサイトで前もって決済方法を調べて、メモすることにしました。
実際はiPhoneのメモ機能に保存していますが、こんなかんじです↓
少しでも、還元の取りこぼしがないようにしたいです。
消費者還元事業の申請が間に合わず、独自で還元キャンペーンをやってるお店もあり
よく行くドラッグストアは、本来ならば2%還元対象店舗のはずだったようですが、政府への申請が間に合わず、まだ還元対象になっていません。
そこで、お客が離れていくことを阻止するため、消費者還元事業を正式に開始するまでの暫定措置として、独自で2%値引きキャンペーンをやっています。
レジで即2%を値引きしてくれるんです。
さらに、このドラッグストアは、楽天Payが使えるので、楽天Payの
「いつでもどこでも5%還元!」も対象です。
お店独自の2%値引き+楽天Payの5%還元
という、2段階のキャッシュバックを受けられて、期間限定とはいえ、非常にお得に買い物ができています。
消費者としてはおいしいのでずっと続いてほしい気もしますが、ドラッグストアの経済的負担が増えないうちに、早く消費者還元事業が開始できればいいな、と祈っています。
(動線上にあって便利なので、閉店されると困りますから)
意外にまちかどペイペイは活用できていない
(私が実際に使ってみた感想なので、Paypayがダメと言っているわけではありません)
前述の失敗談のとおり、還元対象店舗でPayPayが使えるお店であっても、意外にPayPayは還元対象外決済のことが多いです。
美容院の例でもそうですが、
「(PayPayなどの)スマホ決済だけ対象外」
というお店もあるんですよね。
消費者還元事業対象のキャッシュレス決済には、
クレジットカード
デビットカード
電子マネー(WAON、Suicaなど)
QRコード(PayPay、楽天Pay、iDなど)
の4種類あるのですが、今回の失敗談のように
「QRコード(スマホ決済)での支払いは可能だけど、還元は対象外」
というお店が多い気がします。
なんでだろ?
QRコードの公的な手続きが煩雑だったんでしょうか。
私の行くお店・地域がたまたまそうなだけなのかもしれませんが。
「まちかどペイペイで最大10%還元!」
ですが、残念ながら私が普段行くお店でキャンペーン対象のところはありません。
5%還元対象店舗で、かつPayPayが使えるお店はけっこうあるのに、PayPayでの決済は還元対象外っていうお店ばかりなんですよね。
消費者還元事業の対象外決済ならば、もちろんまちかどペイペイも対象外です。
近所では、居酒屋とバイク屋がありますが、絶対行かないお店です。
始まる前はかなり期待していたんですが、乗っかれなくて残念。
というわけで、10月5日のPayPay感謝デー以降はそれほどPayPayは使えていません。
もちろん、還元対象だろうがなかろうが、通常のPayPayボーナス1.5%はいつでも還元されるので、今後もPayPayは上手に使っていきます!
どの支払い方法がお得かをしっかり見極める必要がありそうです。
楽天Payは簡潔明瞭で使いやすい
今のところ、私は楽天Payが使いやすいと感じています。
常に5%でわかりやすい
楽天Payが使えるお店でありさえすれば、常に5%還元。
(~12月2日まで)
消費者還元事業還元分 | 楽天Pay還元分 | 合計 | |
---|---|---|---|
5%還元対象店舗 | 5% | 0 | 5% |
2%還元対象店舗 | 2% | 3% | 5% |
還元対象外店舗 | 0 | 5% | 5% |
上の表のように、5%還元事業ではボーナスはありませんが、2%還元対象店舗と、消費者還元事業対象外の店舗で買い物をすると、ボーナスがついて合計5%還元されるように設定されています。
ですので、楽天Payは、2%還元事業店舗と還元対象外店舗で使うのがお得です。
消費者還元事業対象のお店であろうがなかろうが関係なく、常に5%還元というのは非常にわかりやすく、先ほどの美容院のような還元失敗がないので、安心して使えます。
対象外店舗で買い物をすることも多いので、楽天Payはありがたい存在です。
楽天カードを登録すれば、合計6%!
さらに、楽天Pay内部の決済方法を、楽天カードに設定すれば、さらにプラス1%上乗せして還元してくれるので、トータル6%の還元が受けられることになります。
楽天Payをするなら、絶対に楽天カードを登録した方がお得です。
(楽天市場ユーザーなら、楽天カードは持っていると思いますので、さっそく登録です)
還元分は、楽天市場でも使える
楽天Payの場合、楽天スーパーポイントとして還元されます。
還元されたポイントは、もちろん楽天Payの支払いとして普通の買い物に使うことができますが、楽天市場でも使うことができるんです。
(ちなみにPayPayは、還元分はYahoo!ショッピングでも使うことができます)
楽天Payの独自還元は、使用期限が短め
私は、今は2%還元対象のコンビニでは、ほぼ楽天Payで支払っています。
PayPayと比べると、あまりCMや広告を打っていないので地味な印象ですが、今のところ私の中では、楽天Payが大活躍しています。
ただ、楽天Pay独自キャンペーンの還元ポイントは、消費期限が短期間(約1ヶ月)なので、もう少し猶予があったら、なおうれしいところ。
(独自キャンペーン還元分は、12月末頃に付与されて、使用期限は1月末。
消費者還元事業分の還元額の使用期限は、最短1年なのでご安心を。)
慌てることがないように、今のうちから使い道を決めておこうと思います。
やはり、今回の消費者還元事業は、急遽決まった政策なんでしょうね。
わりと、準備期間が短かったのかな?という印象を持ちます。
お店側は、短期間で対応するのは大変だったのではないかと推測されます。
そして、私も準備不足を痛感!
消費者還元事業が開始して、いろいろ勉強していたつもりでしたが、さっそく失敗してしまいました。
まだまだ勉強していかなければけませんね!